アブノーマルが足りない

音友での出来事を書き綴ります

【18】バンプ聴いたことある人向けです

バンプが好きでもなんでもない人には時間の浪費にしかならないのでおすすめしません。

 

 

 

 

定演Ⅱが終わりました。

夏休みに入ってからずっとBUMP OF CHICKENを聴いてばかりいたので、今日久しぶりにナッシングスを聴きました。やっぱめっちゃ好きだな〜。

自分はナッシングスと同じくらいパンプが好きです。

ナッシングスは自分にとっての「バンドをやりたいと思ったきっかけ」と言えるアーティストなのですが、「初めて好きになったアーティスト」というのはバンプにあたります。小6の時から今までずっと好きです。平日の午前中にも関わらず、親に連れられてアルバムを発売日に買いに行ったのは良い思い出です。

 

まあそんなBUMP OF CHICKENを新発でやっているわけですが、その魅力はやはり藤くん(Vo.の藤原基央)の語るような歌い方とその歌詞だと思います。ほんと天才なんですよ。よっぺが「バンプの歌詞は絵本」って言ってたんですがまさにその通りで、ストーリーがしっかりしているし、その表現力に想像を掻き立てられるんですよね。唯一無二とはまさにこのことです。

 

なのでこの場をお借りして、定演Ⅱでやった曲と好きな歌詞を紹介しようと思います。

歌詞が凄いんですわ、歌詞が。

有名なのも昔のも、ほんとに良い曲ばかりですよ。

 

まず一曲目から。

 

1.stage of the ground

 

孤独の果てに立ち止まる時は

水筒のフタを開ければ

出会いと別れを重ねた

自分の顔がちゃんと写る 

 

いや、マジで絵本。情景がとてつもなく浮かんできます。そしてそのストーリーも。これ2番のAメロなんですが、自分の推測ではバンプは2番のAメロの歌詞で天才的な表現を発揮する傾向があります。

 

2.ハルジオン

 

虹を作ってた 手を伸ばしたら消えたんだ

ブリキのジョウロをぶらさげて 立ち尽くした昼下がり

 

この曲の歌詞は総じてまとめてしまうと「昔叶えられなかった夢を今叶えよう、その信念は折れないハルジオンの花のよう」というもので、これは1番の最初の歌詞です。

この曲では夢を叶える過程を、虹を作ってそれに触れる、という表現をしています。この歌詞は過去形で書かれていて「小さかった時や若かったとき、夢を叶えようとしても力が及ばなくて虚しくなった」という事を色鮮やかに視覚的に表していますね。いや、藤くんやべえ。

 

 3.ダイヤモンド

 

弱い部分 強い部分 その実 両方がかけがえのない自分

 

ラスサビにあるかなりストレートなフレーズです。この曲は1番では「自分の強い部分だけは抱えて離すな」、2番では「落としてきてしまった自分の弱い部分を拾うために道を引き返す」といったストーリーになっています。

1stシングルに相応しい、真っ直ぐで励みになる曲です。

 

4.宇宙飛行士への手紙

 

トリケラトプスに触りたい ふたご座でのんびり地球が見たい

 

高度すぎる。様々な解釈が存在しますが、「トリケラトプスに触りたい」というのは「僕」と出会う前の「君」の昔の記憶に触れたいという意味で、「ふたご座でのんびり地球が見たい」は2人だけで世界を一緒に見て記憶を共有したい+死んでも一緒にいたいという意味だと思われます。

藤くんかっけぇ。

 

5.RAY

 

理想で創った道を 現実が塗り替えてくよ



今のバンプを象徴するような曲です。初音ミクとコラボしたことでも有名ですね。ただ「夢が叶う」というだけのことを藤くんが言うとこんなにカッコよくなります。

「寂しくなんかなかったよ ちゃんと寂しくなれたから」という歌詞もとても好き、深みがすごい。藤くん半端ねえ。

 

6.sailing day 

 

精一杯 運命に抵抗

 

 

結構普通の歌詞ですよね。

藤くんはsailing dayに関するインタビューで「運命に抵抗したってどうしようもないんすよ。でも抵抗したほうが楽しいじゃないですか、あがきましょうよ。」というふうに答えていて、これは前向きでなく、諦めから来る歌詞なんですよ。

そういわれれば「愚かなドリーマー」という歌詞もなんか納得いきます。

ひねくれてるな。

 

7.ガラスのブルース(28 years round)

 

ああ 僕はいつか空にきらめく星になる

ああ その日まで精一杯歌を唄う

 

みんな大好きなガラスのブルース。この歌詞の凄いところは、藤くんが16歳の時に書いたことです。その年にして、将来死んでしまうことを見越して、歌詞を書くなんてレベル高すぎませんか。その辺の男子高校生なんて、藤くんに比べたら猿みたいなもんに感じますね。

この曲に出てくる「ガラスの目をした猫」というのは藤くんが愛してやまなかった飼い猫「黒蜜糖」のことです。ちなみに2009年に発売されたシングルの「R.I.P」という曲の中で、猫のお墓を立てるという歌詞が出てくるのですが、それは昔飼っていた「黒蜜糖」のことだとインタビューで答えています。

 

 R.I.Pという曲も、とてもかっこいいので聴いたことなかったら是非。間奏がバンプ史上一番好きです。

 

8.天体観測

 

オーイェーアハーン

 

 

やっぱこれですよね。オーイェーアハーン。サビの最後のやつ。すべての歌詞がオーイェーアハーンに収束されていると言っても過言ではありません。

っていうのは冗談で、これに限って言えばすべての歌詞が深すぎて、抜粋できないんですよね。ファン間では未だに歌詞の意味が解釈され続けています。藤くんいわく、「これは恋愛ソングじゃない」「予報外れの雨、がキーワード」らしいです。

いつになったら人類の理解は藤くんに及ぶのでしょうか。

 

 

 

定演Ⅱのセトリ順に解説しました。

バンプの、藤くんの凄さをさらにわかっていただけたなら幸いです。

聴いたことある曲でもいま聴いてみたらとても深い…!なんてことばっかなので是非きいてください。

 

 

いや〜定演Ⅱ楽しかったな。

余韻に浸りたいのに、介護等体験が始まってしまってやってらんないです。

定演Ⅱの感想はもう少し後に書きます、少々お待ちを〜