【29】2019卒コン-俺たちは風の中で 砕け散りひとつになる-
こんにちは。
卒コンが終わりましたね。
卒コン終わるまでは花粉で死にそうだったんですけど、終わってからは花粉が治って風邪をひいたみたいです。
2日間のライブとは思えないほど、あっという間に時間が過ぎちゃいました。楽しさと哀しさの織り混ざった感動が今もずっと残ってます。
ブレイズでこんなにも泣く日が来るとは。
めちゃめちゃ泣いたのに、他の人がたくさん泣いてるのを見てもらい泣きして、涙止まんなくなったな…。
ライブの中でも、感情が演奏や音に乗る瞬間が僕めちゃめちゃ好きなんですよ。そういうところでも卒コンマジで楽しかったです。エモエモのエモ。えもいわれぬエモさよ。
ponta村の話をしようと思います。マジで大好きなんですよponta村。沢山書きます。じょーとものMCとこばやんさんのコバルトブルーの入りマジで好き。
「え?ぽんた村じゃない?ポン太村でもないの?」みたいの聞いたんですけど、僕も引き継ぎをいただいてから知りました。なんでローマ字なんでしょう?まあそれは置いといて。
そう、このバンドは41代のゆーすけさんから引き継がせていただいたんです。
1年生の時に、「大学の軽音ってどんな感じなんだろう?」って素朴な気持ちで、ひとりで新歓ライブを見に行ったんですけど、
その時に、ponta村を見て「やべえ!」って衝撃を受けました。圧倒的迫力とパワフルな演奏、訴えかけるパフォーマンス。今でも鮮明に思い出せるくらいすごくて。(あとナカエモとぽりぽりも衝撃的でした。)
それから、1年生の夏休みにゆーすけさんとバックホーンのライブを見に行く機会があったんですよ。それがめちゃめちゃかっこよくて、上手くて。「美しい名前」っていう曲があるんですけど、それがそれまでのライブ観が変わるほどに圧倒的だったんですよね。それで死ぬほどバックホーンやりたくなってしまったんですよ。
それで、1年生の終わりくらいに、自分からポン太さんとこばやんさんにponta村を引き継がせてくださいってお願いした結果、今に至るという感じです。1年生のくせに威勢の良すぎるお願いしたな…どんだけバックホーンやりたかったんだろ。ポン太さんこばやんさんには頭が上がらないですね。
元々のメンバーは、最初に出た2016新歓ライブではボーカルが41代たいちさん、ベースが41代ゆーすけさん、ギターが40代ちゃんさん、そしてドラムがポン太さんの4人で、
その1年後の2017年新歓ライブでギターがちゃんさんからこばやんさんに代わって、
その1年後の2018年定演1で自分とじょーともが41代の先輩2人から引き継がせて頂きました。そんなにたくさん出演してはいないですけど、かなり歴が長いんですよねponta村。由緒ある村落なんですよ。ほんとに。
そんなこんなで、最後の出番を迎えたわけなんですが、
最後のセトリは
1.声
2.孤独を繋いで
3.コバルトブルー
でした。
「THE BACK HORNってどんなバンド?」
って思ってる人たくさんいると思うんですよ。ponta村見てればそりゃアツいことはわかると思うんですけど、ちょっと紹介しようと思います。
THE BACK HORNは、日本のオルタナティヴ・ロックバンドである。1998年結成。1999年にアルバム『何処へ行く』でインディーズデビューし、2001年にシングル「サニー」でメジャーデビュー。略称は「バクホン」「バクホ」など。wikipediaより引用。
なんと去年で20周年を迎えるバンドで、ジャンルは「オルタナティブ・ロック」に分類されるらしいです。しかし、やはりその最大の特徴はめちゃめちゃ『病み』があるところです。syrup16gほど絶望してるわけじゃないんですけど、『生と死』がテーマになってる曲がめちゃめちゃ多いんですよ。特に昔の方の曲はめちゃめちゃネガティブだったりします。2011年の震災以降は、本人たち曰く「前向き」な曲が増えているらしいです。20年も活動してるバンドなので、僕もまだ知らない曲がたくさんあるんですけど、本当におすすめです。
今回の卒コンの2曲目にやった『孤独を繋いで』っていう曲なんですけど、僕とこばやんさんめちゃめちゃ好きなんですよ。
2017年に出た新しめシングルで、
全員で叫ぶコーラス、鋭くかっこよさが詰まったギターリフ、激しく美しいベースライン、間奏での曲が逆転したかのようなハーフテンポなど、バックホーンらしさが詰まってるんですよ。そして歌詞も最高で、1サビでは「死んでしまう いつか誰もが」2サビは「生きていると感じれなくて」と、バックホーンみが全開なんですよね。マジですごい勢いでバックホーンなんですよ。最後にこの曲できてよかったなぁ。
そして3曲目、最後にやった『コバルトブルー』という曲、めちゃめちゃかっこよくて大好きで、何回やるんだよって感じですけど、これ実は神風特攻隊の曲で、
見てもらえればわかると思うんですけど、全然青色なんかじゃなくて、白黒で遺影みたいなPVなんですよ。
鹿児島県にある特攻隊の基地の跡地の展示館で受けた衝撃から書かれた曲らしいです。曲も歌詞も戦争で命を散らしていく様子を非常に上手く描いています。この僕の記事のタイトルもこの曲からの引用です。
ライブではめちゃめちゃ盛り上がってかっこいいけど、曲の背景を考えながら聴くと、全く違う聴こえ方がするので、是非きいてみてください。いや〜この病み具合ほんとにバックホーンですわ。
なんか卒コンの記事なのにめっちゃバックホーンの話をしてしまいました。ponta村の話に戻ろうと思います。
僕はponta村がめちゃめちゃ好きなんですけど、どこが好きかって「バンドっぽい」ところが堪らなく好きです。
いや、当たり前なんですけど。
ponta村で練習に入ったり曲決めしてる時、めちゃめちゃ楽しいんですよ。やりたい曲を話してる時はもちろん、できない部分を話し合ってる時も、どんな演出にしてどんな流れにするが話してる時も、演奏してて目が合ったりお互いに奮い立たせあったり、練習なのに全力でやりすぎて死にそうになったり、じょーともが脱いだり。
「言わなくても伝わる」こともたくさんあって、ponta村やってる楽しさって、バンドをやってることの楽しさそのものみたいなところもあって、本当にずっと楽しかったです。
もう1つponta村の好きなところがあって、「魅せることへのこだわり」みたいのを4人全員がしっかり持ってるところだと思うんですよ。これらの写真見て欲しいんですけど、
(撮ってくださった人ありがとうございます…!)
「こんなにステージ映えするバンドある!?」
ってくらいステージアクションも大事にしてるんですよね。意識してる部分もあれば本能でやってる部分もあるんですけど。
派手なのが良いなんて、毛頭言うつもりはありません。
けどステージの上も下も全力で楽しんで盛り上がれるように4人でライブを作ってる実感があるのが、とてつもなく嬉しくて楽しかったです。
なんか今になってめっちゃ悲しくなってきたな…本番やってる時は楽しさしか感じなかったんだけどな。
本当にポン太さんとこばやんさんには感謝しかないです。
MCでは何も言えなかったんですが、一緒にバンドを組めてこんなに楽しいライブができて、良い経験になったのは間違いないです。この4人でバックホーンのコピーをできて本当に良かったです。
うわ〜もっともっと一緒にやりたかったな!
○卒コンで思ったこと
42代の先輩たちって、後輩の面倒見が良いというよりは、自由で楽しいことに後輩を巻き込んでいく、っていく感じだったという気もするんですが、自分としては、めちゃめちゃお世話になったという感覚が強いです。
というのも、運が良いことに僕は結構たくさん42代の先輩とバンドを組めています。(マイケルさん、こばやんさん、ポン太さん、おたまさん、たかまさん、もっちゃんさんとは2バンドずつくらい組みました…贅沢すぎますね)
一緒に防音室に入ってバンド練をする機会が多くて、全体の音作りとかバンド練の進め方とか、いろんなことを学んでいたように思っていて、42代の先輩から良い経験をさせてもらうことが多かったように感じます。
あと自分、実は1年生のクリコン後くらいからずっと「ライブを楽しむ、ってどういうことだ?」っていう悩みがずっとありました。音友に入ってからいろんなライブを見たりやったりした中で、そんな単純なことに結構深く悩むようになって。考えては嫌になり、考えては嫌になりみたいなことが結構ありました。
なんですけど、ここ1ヶ月くらいで自分なりに、その答えが少しずつわかってきたな、って部分がすごくあって、今は前よりその悩みが小さくなりました。(だから最近すごくライブが楽しい、前の3倍くらいには楽しい)
で、その悩みがなくなったのには、先輩たちと一緒にたくさんバンドを組めたことがとても大きい要因になっているんですよね。
結構大げさな言い方になってしまいますが、先輩たち、特に42代の先輩と一緒にバンドをやる経験があったおかげで、僕は今めちゃめちゃバンドを楽しくやることができています。
本当に、一緒に組んでくださった42代の先輩方、ありがとうございました。
今度は自分が上級生になるのか…後輩に良い経験させてあげたいな。
あと、42代のベーシストの人たちからも、たくさん刺激をもらいました。
42代のベーシスト上手すぎますよね。自分ができないことをライブでやってのけるような先輩達で、めちゃめちゃ勉強になりました。いろんなお話をすることが出来たのもめちゃめちゃ良い経験値になってるんですよね。きゃなこさんって僕と同じでプレジションベースを使ってるんですけど、このプレべって中々クセが強いんですよ。なのできゃなこさんにいろんなことを聞いたり、マネしてみたり。本当に助かりました。あとなるさんからも、飲み会でいろんな話を聞けたり、部室でちょっとベース教えてくれたりと、何かと非常にお世話になりました。
42代のベーシスト4人がいなくなるのはめっちゃ心細いですね…。いや、ほんとにやばい。もっと頑張らないとな。
次は新歓。新入生が入りたいと思えるように、楽しいライブにしたいな。
それでは。バンドもスマブラもたくさんするぞ〜。
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(すごく良い曲のなので是非。)
卒業してもライブ見に来てくださいね。